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蜂といえば黄色やオレンジの縞模様が代表的なイメージですが、その中に鮮やかな青色をした蜂がいます。それが「ブルービー」と呼ばれる蜂です。ブルービーは正式には「ナミルリモンハナバチ」という名前で、ミツバチの仲間です。その美しい青の体色とめったに見ることのできない希少性から、「幸せを呼ぶ青い蜂」という異名をもちます。今回は、ブルービーの特徴と生態、どこで見ることができるのかなどについて紹介します。
ブルービーの特徴
ブルービーの最大の特徴は、なんといってもその鮮やかな青色です。といっても全身が真っ青というわけではなく、黒地の身体に羽毛のような細かい青い毛が生えることで美しい紋様をかたちづくっています。ブルービーは体長約12mmで、花の蜜や花粉を主なエサとするハナバチです。エサとする花はランタナ、マリーゴールド、センダングサなどで、赤系統の鮮やかな花に集う青色のブルービーのコントラストがとてもよく映えます12。
ブルービーの生態
ブルービーにはもうひとつの特徴として、独特な生態があります。ブルービーは自分の巣を作らず、ほかの蜂の巣に卵を産み付けて子育てを任せてしまう習性をもっているのです。ほかの巣に産み付けられたブルービーの幼虫は、その巣に本来住んでいる幼虫たちと同様に、ほかの親蜂からエサをもらって育ちます。親蜂たちは、ブルービーの幼虫が自分たちの子供であると気づかずに、一緒にエサをあげてしまうのです。こうした習性は、ほかの種がおこなうエサの確保や子育て、巣の建築といった「労働」を横取りする「労働寄生」と呼ばれる生態です34。
ブルービーの保護
- ブルービーは絶滅危惧種であることを知る
- ブルービーが好む花を植える
- ブルービーを見かけたらそっとしておく
ブルービーは絶滅危惧種であることを知ることが、まず大切です。ブルービーはほかの蜂に労働寄生して子育てをする生き物ですが、これは裏を返すと、ブルービーはほかの蜂がいない限り自力で子育てができないということでもあります。したがって、ブルービーが繁殖できる場所はほかのミツバチのいる場所に限られ、繁殖の機会はほかのミツバチの巣の数にダイレクトに影響をうけます。環境次第では、ブルービーはあっという間に数を減らしてしまうわけです。1970年ごろまで、ブルービーは本州や四国、九州など幅広い範囲に生息していました。しかし、その後30年以上本州でブルービーが発見されることはありませんでした。ブルービーの住める場所は土地の開発でどんどん減っていき、加えて寄生の宿主となるミツバチの数も減ってしまった影響で、現在の国内でブルービーを見られる機会は非常に少なくなってしまっているのです 。
ブルービーが好む花を植えることも、ブルービーの保護につながります。ブルービーは花の蜜や花粉を主なエサとするハナバチですから、エサとなる花があればやってきます。特に赤系統の鮮やかな花に集まりやすいようです。ランタナやマリーゴールドなどの花を庭やベランダに植えておくと、幸運にもブルービーが訪れるかもしれません。ただし、花を植える際には農薬や化学肥料を使わないように注意しましょう。農薬や化学肥料は蜂にとって有害ですから、自然に近い環境を作ってあげることが大切です。
ブルービーを見かけたらそっとしておくことも重要です。ブルービーは温厚でおとなしい性格ですが、それでも蜂である以上メスは毒針をもっています。毒性は低く、命にかかわるような症状が発症する可能性は低いですが、刺されれば痛い思いをします。また刺された人の体質によっては、蜂の毒に過剰なアレルギー反応を起こすことがあります。刺されないよう注意はしておくべきでしょう。写真をとる際は、ブルービーを刺激しないようフラッシュは焚かず、少し離れた位置から撮影するのがベストです。
ポイント
ブルービーは絶滅危惧種

以上がブルービーの特徴と生態についてよ。ブルービーは青いハナバチで、ほかの蜂に労働寄生して子育てをする不思議な蜂だわ。
ブルービーは絶滅危惧種で、見れた人は幸運です。僕も1回は見てみたいな。


ブルービーは美しく希少な蜂よ。私も1回はみてみたいわ。
まとめ
ブルービーの特徴と生態、保護の方法について紹介しました。ブルービーは青い毛が生えたハナバチで、「幸せを呼ぶ青い蜂」という異名をもちます。ブルービーはほかの蜂に労働寄生して子育てをする不思議な生態をもっていますが、そのためにほかのミツバチの数や環境に左右されやすく、絶滅危惧種となっています。ブルービーを見ることができるのは幸運なことですが、刺されないよう注意し、刺激しないようにしてあげましょう。ブルービーが好む花を植えたり、農薬や化学肥料を使わないようにしたりして、ブルービーの保護に協力しましょう。
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